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最初の日記
全部で253日記 | |
| 害悪 |  |
| | こういうのは煩悩というのかどうなのか。
いや、煩悩とは違うのか。
時折何かを無性に書きたくなる。
携帯の文字でも、紙媒体に連ねる文字でもなんでもいいのだけど。
とにかく何かを書きたくなる。
一種の衝動なのか、それとも自分なりの消化方法なのか。
消化…いや、消火なのか?
しかも質が悪い事に、自分の気に入らない文章になると全て消してしまう。
所謂不完全燃焼状態になる。
本当に質が悪い。
別に文章としての完成度が気に入らないとかではない。
言うなれば、本質から脱線したような感覚に囚われる、とでも表現すればいいのだろうか。
『なんだよ、それじゃあ完成度が気に入らないんじゃないか』と思う人間もいるかもしれない。
しかし、そうではない。
上手くは言えないけど、そういう事ではない。
わからなくても構わない。
むしろわからなくて当然だろう。
この僕自身でさえ理解出来ていないのだから。
小説家を目指しているわけでも、物書きになりたいわけではないのだし。
強いて言うなら、これは僕のスタイルだ。
スタイルであって、僕が僕である事の再認識の為の行為。
こうしていないと、僕という存在がわからなくなるような、そんな不安に駆られるからだ。
おかしいと思う人もいるだろう。
おかしいと思ってもらっても構わない。
『我思フ、故ニ我在リ』なんていう言葉があるけど、それですら僕を保てないような人間なのだから。
自己の存在の定義があやふやなのだろう。
これは昔からの悪い癖であり、僕が僕である事を認識していないと落ち着かない性分なのだろう。
しかしこれもある意味我思フ故ニ我在リの一種なのではないかと思うけれど、そうではないと何かが言っている気がしてならない。
僕という人格を安定させられない。
僕という人格を安定させる為の方法すらもこの世界にはないように思える。
唯一この、『文章に表す』という手段が、最も僕には適しているだけであって、唯一ギリギリのラインで保てる方法であるというだけなのだろう。
人に頼るという方法も、何度も試してきた。
けど、それも全て失敗している。
僕と実際に話した事のある、片手の指で事足りる此処の住人であればわかるかもしれないが。
他人とのコミュニケーションというか、対人が苦手でないようで物凄く苦手というか、下手なのだ。
相手を使うだけ使って、投げ捨てるような行為を平然とやってのける。
最低で最悪な人間であることを僕は認識している。
認識しているからこその最悪なのだろう。
ある人はこう言っていた。
僕の紡ぐ言葉になんだか惹かれる、と。
しかしそれですら、ただ自分の毒吐きでしかなく、僕は唾棄すべき戯言でしかないと思っている。
こう言うのはなんだか気がひけるのだけど、全部相手の勘違いでしかないと。
これは本心であると断言する。
少なからず残っている良心の呵責とでも言うべきか。
僕は平気で嘘を吐ける人間だが、自分に対して好意を抱いてくれる人間には少しくらいの罪悪感は感じる。
話が逸れた。
僕の繰り出す、紡ぐ言葉はあくまで自分の為であって他人の為ではない。
誰かに贈る言葉ですら、自分への戒めでしかない。
あえて言っておこう。
僕はあくまでも僕が嫌いだ。
人間という種が嫌いだ。
だから僕は人から嫌われる人間になろうとしている。
偽善者を騙る偽善者だ。
いや、偽善者ですらない。
こんな人間は、こんな人間らしからぬ人間は。
ただの害悪でしかない。 | | |
| | 2012・2・11 Sat |
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